野球においての涙


たいてい、誰かに誘発されてたんだ。
簡単に言えばもらい泣きだよ。
自分でも確かに泣きそうにはなるけど、一人じゃ絶対涙にならない自信があるね。


少年野球時代なんてほんとに。
全日本県大会負けたとき、すげーくやしかった、けど泣いてはいなかった。
だけどそのうちにSKR井が泣いてるのを見て

・・・。

・・・。


うぅ・・・。的な



卒団式だってそうだったよ
泣きはしなかったけど、あいつのせいで相当あぶなかった。


高校の最後もそれで少し泣いたりしたけど、
あの時は(やべえ、泣いとかなきゃ・・・)とか思ってたりしてたんだけど。
でもそれだって、ある程度悔しい思いしてないと泣けないしね。


〜裏話〜

高校の最後の試合、終わった後みんな泣いてて、なかなか片付けだったり帰ろうとしたりを動き出さない、
ベンチでずっとみんながうつむいている。


俺はさっさと出たかった。
泣きたいよりも、負けた地にずっといたくない気持ちがずっと強くてね。
でも一人ででるわけにもいかないし・・・。
数分して監督かだれかが、くやしいのはわかるがさっさと出ろ的なこといって
俺はすごくGJに思えた。


その言葉に甘えて俺はさっさとでたわけだが、
それでもやはりまだみんなは動き出さなかったのだろう、誰も来ない。
一人を除いて。

1年生レギュラーの脳筋である。

俺はみんながくるまで(そして6割方の人が泣いてる)ずっと彼とどうでもいい話をしていたのだ!!

さらにその会話の一部に


「俺とお前、最低限打ってるし、エラーとかもしてないし、なんもなくね?どうしようもなくねwww」

そして謎にハイタッチした後、

「ですよねwwずっと僕もそう思ってましたwwwはよ帰りたいっす、確かに泣くのはわかりますけど、長くないっすか・・・?」



間違いなく生意気ルーキーである。



そんな彼も今年は心から泣いて高校野球生活を終えるのだろう・・・。