ぼくと牛めしは結ばれていた。

切っても切り離せないものだったし、人間関係は時や環境により変わっていく中、
牛めしは常に僕に寄り添っていてくれた。


彼女がいつしか"プレミアム牛めし"という、ネイルアート並に理解し難いことを
はじめたときは倦怠期が来たけど、ぼくは後にこれを受け入れ、より絆は深まった。
これについては、丼社会には大事なんだ、丼自身が可愛いと思えばそれでいいらしいなどと適当に理解している。