哀しいかな。


製図をやっていてもマイナスしかイメージできない
どんなに得意、好きな分野でも確かにするのが面倒、嫌なことがあると思う。
が、それでも何かしら希望だったりささやかな楽しみだったり嫌な事の中にもかすかな快感を感じる部分があったりするだろうと思う。

しかし、俺が製図をやる場合、何にもそういうのが湧いてこない、もうある種センス、才能がないように思う。
というか、ない。
そもそもそこまで真摯に建築に打ち込むほどの情熱を持ってない。


情熱はないと言ったけど、建築は割と好きだ。(たぶんここで"割と"を自然につけてしまうことがダメなんやろなあ)
だから少し消去法な面もあったが建築を学ぶ事にした。
だがどうだよ、この業界は化け物ばかりだ、否、化け物みたいなやつがのし上がってくんだ。
そんなやつらに平均的に生まれ平均的に育ってきたおれが太刀打ちできるのかと。(平均的に生きてきたことは悪いことじゃない、むしろ、良い事、恵まれてる証拠)

べつに建築は意匠系だけで成り立っているわけでもないのだから、化け物でもなくともなんとでもなる。
ただ、俺がこのまま建築系の会社にいく、もしくは設計事務所を立ち上げる気を削ぐのには十分でもある。
ふっつーに建築まったく関係なしの道に進んでく事も視野に入れている。


かといってこのまま足をとめるつもりもない、一応それを学んでいる以上、流されてやってみようじゃないか。
まだ1年たったばかりだ。何がおきるか分からない。


ただ一つ、ちょっとした挫折をしかけている気がするんだよ。


"挫折"をね・・・


勝負の世界は挫折した奴だけが強くなれる、とはよくいったもんだよ。